今回は複素級数の収束半径決定定理
すなわち
を証明します.
以下"コーシー・アダマールの公式"の証明↓
まずでは,
この定数MはM<1となる.
この時,優級数定理
において,
となるが存在すれば,
は絶対収束し,をの優級数という.
より,が優級数となりは収束する.上の公式に当てはめるならである.
同様にでは,
となるnと定数M>1が存在する.
この時となり,ベキ級数は発散する.
同様な手続きをとって"ダランベールの公式"も証明される.
↓参考文献として小寺平治先生の"テキスト複素解析"を参照した.
↓wikipediaのリンクも載せておきます.